多目的室には、ヒラメのいなくなった水そうが残されました。
子どもたちの最後の活動は、10か月間ヒラメを育ててきた水そうの片付けです。
特に汚れた水を浄化してきたさんごのろ過装置にはたくさんのよごれがたまってました。
みんなで感謝の気持ちを込めて洗いました。
ここでもZoomを通して斉藤先生からのアドバイスが届きます。
子どもたちも直接斉藤先生からの合格の声を聞き、一安心です。
片付けおわりました。長い間、多目的室にあった水そうがきれいになくなりました。
最後にパソコン室に移動して、ご指導いただいた斉藤先生と最後のお別れをしました。
10か月におよぶ長い学習になりましたが、どんなときも大勢の方々に温かいご指導ご支援をいただき、
最後の日を迎えることができました。
子どもたちの感想にもありましたが、得がたい深い学びの機会をいただいたと思っています。
関係した皆様に深くお礼を申し上げます。
最後の授業が終わるといよいよヒラメとのお別れ式です。
まず、代表2人がこのプロジェクトで学んだことを発表しました。
いよいよ長い間育ててきたヒラメを初めて水そうから出します。
あらかじめ出していた一ぴきのヒラメを代表者が栽培資源研究所の所員の方にお渡しします。
そして、すべてのヒラメが初めて水そうから出されました。
大きく育ったヒラメはあばれておとなしくつかまってくれません。
悪戦苦闘の末、バケツに入れ終えました。
栽培資源研究所に運ぶために専用のトラックが待っていました。
大切に育ててきたヒラメを慎重に水そうにうつしていきます。
一刻も早く大きな水そうに移すためにトラックはすぐに出発しました。
全員が手をふってお見送りです。
昨年9月30日に、2・3cmのヒラメの稚魚10匹を迎えて始まった
陸養プロジェクトは、いったん3月上旬にみんなで食べるという結論を出していました。
ところがその矢先、新型コロナウィルスによる長期の臨時休業と学校での調理を自粛する中で
新たなヒラメの処遇をもう一度話し合うことになりました。
そして、結局校区の栽培資源研究所の見学できる水そうで飼っていただくことが決まりました。
今日は、約10か月育ててきたヒラメとお別れをする日です。
子どもたちが、水そうのふたをとると、子どもたちのことが分かるのか
ヒラメは水面に口だけ突き出して、えさを欲しがるような動作を見せます。
本来なら、このプロジェクトを最初から指導してくださった先生に来校していただき
最終日を迎えるはずでしたが、現在の状況では関東地方からの来校は難しいということで
パソコン室でZoomを使って遠隔授業を実施していだきました。
回線速度が遅いせいで、画像はスムーズに動かないことがありましたが、
音声はほぼ問題なく子どもたちに届きました。(聞こえるので、OKサインを出しています。)
最後の授業では、魚を昔から食べてきた日本食の特徴や調理する人の道具や服装の意味などについても詳しく教えていただきました。
大切な命をいただく上で、その間に入る調理する人の思いや工夫を新たに学ぶことができました。
子どもたちは、陸養プロジェクトで、命の大切さを実感しながらも、養殖による水産資源の確保についても学んできました。
本当に真剣に考え、議論し、結論がなかなか出せない中、
最後には、命をいただく方向で結論がでました。
ところが、いよいよ子どもたちが真剣に取り組んできた陸養プロジェクトのゴール直線の3月4日からの長期の臨時休業、
そして、新型コロナウィルス感染防止対策として、当面、調理実習等を避けることなどの理由から、
育ててきたヒラメをみんなで食べるという結論は実行できないまま保留となってしまいました。
子どもたちが丁寧に世話をしてくれたおかげで、10ぴきのヒラメは一匹も死ぬことなく、ずいぶん大きくなりました。
しかし、本校でヒラメを飼い続けることは、今後、気温があがり、小さな水そうでは、
体が大きくなってきたヒラメでは夏ごしは難しいと思います。
今、子どもたちはまた新たな方向を模索しているところです。
参観日に大勢の保護者の方が見守る中、養殖したヒラメをどうするか最終討論会が行われました。
最初は、これまでヒラメを育てるためにしてきた取組を発表しました。
世話を続ける中での苦労や不安などを上手にまとめて発表しました。
いよいよ討論会です。
「食べる」「食べない」「迷っている」の3つの立場に分かれ意見交換を進めました。
なかなか決定的な意見が出ない中、県外でおなじくヒラメの養殖に取り組んでいる小学校からのビデオメッセージを見ました。
さて、最終結論は・・・・・
ほぼ、食べる・食べないが半々で、これで結論を出すというのは難しい状況です。
最終討論会の予定でしたが、もう少し持ちこしです。
ヒラメは大きくなってきましたが、
さらに病気をさせずにさらに大きくしていくためには、日々の丁寧な観察と世話が欠かせません。
今日も、当番の児童が冷たい水に触れながら、心を込めて世話をしていました。
下級生も興味があるのでいっしょにのぞきこみます。
ヒラメは、順調に大きく育っています。
校区には、県の栽培資源研究所があります。
今日は、ヒラメのあれこれについて、研究所の所員の方に来ていただき、
もっと大きく育てる秘密などについて教えていただきました。
ヒラメは順調に大きくなっていますが、成長に差があったり、えさの食べ方が少ない時期があったりと
子どもたちもいろいろ迷いながら飼育に取り組んできました。
でも、一ぴきも死ぬことなく、10ぴきのヒラメはずいぶん大きくなってきました。
最後に、「食べる」派と「食べない」派に分かれている中でそれぞれの立場にたった質問が児童からだされました。
特に、「海に放流するとどうなるか」という質問に対して、
えさを不自由なく与えられた養殖魚は自然の海の中で生存する確率はかぎりなく低いという回答をいただきました。
さて、来月の最終討論会に向けて、きょうの学習はそれぞれが答えを出すヒントになったでしょうか。
とにかく、今日教えていただいたことを生かしながら、さらに元気に大きく育てていきたいと思います。
今日は、保護者のみなさんにも参観していただき、中間発表会を開催しました。
これまで、5年生は毎日、えさやりと水そうのそうじを欠かさずやってきました。
10匹のヒラメは、一匹も死ぬことなく、順調に成長しています。
この取組では、ヒラメの世話を通して、養殖の意義や命の大切さを学びます。
「ヒラメを大切に育てたい」
今は、5年生全員がこの目当てに向かって協力して日々の世話に取り組むだけでなく
もっと大きく育てるために、ヒラメのことをもっと知る学習にも取り組んできました。
今日は、まず、それぞれがこれまでヒラメについて調べたことを、全員で共有する発表会を行いました。
えさのこと、望ましい環境作りのこと、ヒラメとカレイの違いなど、
これまで調べて自分たちで得た様々な知識が発表されます。
続いて、3か月育ててきた現在、このヒラメを最後にどうしたいかについて討論しました。
食べるか、食べないかで言うと、今は、食べない派の方が多いようです。
愛情を込めて世話をしているのですから、当たり前かもしれません。
でも、かわいそうと言った感情論だけでなく、
漁業資源の減少の問題や養殖の意義等の観点で、きちんと理由を言って結論を述べている様子から
子ども達の成長を強く感じました。
今日も、斉藤先生にお越しいただき、アドバイスをいただきました。
でも、このヒラメを食べるのか、食べないのならどのようにしていくのか、結論はまだでそうもありませんでした。
まだ、時間はあります。みんなで育てた大切なヒラメです。
みんなでもっともっと悩み、考え、学びながら
話し合っていきましょう。
今日もテレビ局の取材がありました。
子どもたちが毎日欠かさず行っているえさやりの様子を取材してくれました。
子どもたちが心をこめて世話をしている様子を見ていただきました。
なんだか子どもたちも取材に慣れてきたのか、カメラの前でもしっかり自分の考えを話せるようになってきました。
陸養プロジェクトが始まり、3回目の学習会を開催しました。
同時に水そうやヒラメの様子を見ていただくよい機会となりました。
ヒラメは確実に大きくなっていますが、その生育は順調なのかどうか比べるものがありません。
子ども達も心配しながら世話をしてきました。今日、先生に見ていただき、順調とのお墨付きをいただきました。
ちょっと安心です。
さて、今日は「養殖」について学習しました。
5年生は社会科でちょうど学習したところですので、お話の内容もよく理解できていたようです。
みんな真けんな態度で学習していました。
今日から、水温が低くなりすぎないようにヒーターを入れました。
水温が低すぎるとえさをあまり食べないそうです。
これからさらに大きくするには、水温を保つことと成長にあわせてえさを大きくしていく必要があるそうです。
今日から右側のつぶの大きいえさをヒラメに与え、もっともっと大きくしていきます。