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あすチャレ!スクールを開催しました!!(4年生)

2020年10月26日 16時30分

4年生は、総合的な学習の時間に、「障がい」について学ぶ学習をしています。

この学習を通して、毎年4年生は、他者が抱える問題を自分のこと、同じ仲間のこととしてとらえ、解決に向けて行動する力を養ったり、

「障がい」の有無にかかわらず、自分を含めてすべての人が可能性を持っていることに気づき、

勇気を持って挑戦することのすばらしさを学んだりしています。

そんな4年生に日本財団パラリンピックサポートセンターのご尽力により、

オリパラ教育として第一線で活躍されたパラアスリートが学校へ来てくださるあすチャレ!スクールをプレゼントしていただきました。

この授業では、日本財団パラリンピックサポートセンター「あすチャレ!」プロジェクトディレクターの

シドニーオリンピック男子車椅子バスケットボール日本代表主将を務められた根木慎志さんが私たちの学校に来てくださいました。

根木さんの実技と共に、子ども達も車椅子バスケットを体験させていただき、

その楽しさと難しさを実感しました。

子ども達は、バスケットの経験はあっても、車椅子に座った状態でシュートするのは初めてです。

上半身の力だけで今までのようにボールを投げると全くボールは飛びません。

次は、全員が参加して車椅子を使ってリレーを行いました。

この車椅子は、車椅子バスケットボール専用のもので

タイヤの付き方や倒れないような仕組み、軽さなどに特徴があり

実際に乗ってみてそれぞれその操作の楽しさや難しさを実感できたようです。

根木さんはご自分の経験をもとにたくさんの心に残るお話を時間いっぱいしてくださいました。

自分の可能性を信じて努力することの大切さ、仲間同士互いに支え合うことの効果等

これからの子どもたちの成長につながる貴重なお話ばかりでした。

最後に「障がい」についてのお話がありました。

根木さんは、体育館でいる状況では、車椅子があれば何も困ることはない。

しかし、4年生の教室に自分だけで行こうとすると難しい。

これは、根木さんにとって何が「障がい」なのかというと

「エレベーターがないこ」「階段」が根木さんにとっての障がいであるというお話でした。

こうして考えると、社会や環境のあり方・仕組みが「障がい」を作り出しているということが分かります。

さらに、そんな「障がい」もみんなが力をあわせれば、3階まで運び上げることができて克服できることを子ども達に気付かせてくださいました。

共生社会と心のバリアフリーについて学んでいる子ども達にとって本当に大切な学びであったと思います。

何より、子ども達の笑顔があふれる貴重な2時間をプレゼントしていただいたことに心から感謝申し上げます。