水道の水はどこから(4年生)
2020年7月2日 14時11分4年生が社会科の学習で森の浄水場に見学に行きました。
新型コロナの影響で、校外の見学活動をすべて延期にしていましたが
ここ最近の県内の発生状況をもとに、できるだけ通常の学習活動を実施するよう、
7月1日より、市内については見学や講師招へいを再開しました。
今日の見学はその最初の取組です。
本当に気持ちのよい天気の中で森の水源地をめざします。
20分ほどで着く距離ですが、到着後、さっそく給水です。
今日は、市役所から水道課の職員の方が2名来ていただき、
施設の説明や子どもたちからの質問に対応していただきました。
まず最初に、子どもたちの最大の疑問であった森浄水場の水は
どこから取水しているかという課題に答えていただきました。
森浄水場は、森側のすぐ横にありますが、海にも近いことから
「川」「地下水」「海」など、いろいろな意見に分かれたそうです。
さて、職員の方からの答えは、・・・・・・
「森川の伏流水」でした。
川に流れる水を取水するのではなく、この大きなタンクに地下に染み込んだ水をくみ取っているそうです。
さっそく子どもたちは大事なことをメモしています。
要点を聞き取り、上手にメモをしていますね。
川の水をおいしい水道水に変身させるには、
水の中の「ごみ」や「ばい菌」や「におい」をとらないといけません。
職員の方から、順番にその秘密を詳しく、わかりやすく教えていただきました。
ここでは、小さな穴のあいたホースの中に水を通し、小さな小さなごみまでとってしまうそうです。
子どもたちは、その中の一本のホースを手にして、穴を探しますが、見えませんでした。
それほど小さい穴で、よごれのとれた水だけがしみ出てくるのだそうです。
さらに、においをとるためには活性炭を使ってろ過をするそうです。
さらに、消毒のために薬品も使用します。
こうして作られたきれいな水道水は、各家庭に届けるために、いったん高い場所にある大きなタンクに送られます。
以前はタンクに描かれたイラストもよく見えたのですが、今は木に囲まれ見えません。
このタンクから、高低差を利用してこのあたりの家庭へ水が届けられています。
最後は、質問タイムです。
これまでは、水道から水が出てくることに、あまり疑問を感じていなかった子どもたちですが
考えれば考えるほど、たくさんの疑問がでてきました。いろいろな質問に丁寧に答えていただきました。
班ごとに渡されたタブレットには子どもたちが興味をもった映像がたくさん記録され、
学校に持ち帰ることができました。
最後の感想では、この近所にすむ児童から、中に入ったことがなかったので
見学ができてよかったという感想がありました。
今日の見学で、現地で本物の施設を見ることができたおかげで、多くのことを学ぶことができました。
まとめが楽しみです。